― 新年度のスタートに当たってのご挨拶(会長より)―
いよいよ2026年度がスタートいたしました。
昨年度は、2010年度に会長を務めて以来の久しぶりの役員となって、町会活動に微力ながら取り組んで参りました。今年度も引き続き会長を務めて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
当町会は、2006年に設立準備委員会が立ち上がり、2007年に発足。今年はちょうど20年目の、いわば節目の年にあたります。
町会発足時のエリア内の全戸数は、現在のB・Cブロックの約230世帯のみで、そのうちの143世帯が加入してスタートを切りました。
その後、2009年頃からA1ブロック、2013年頃からA2ブロックのエリアが分譲され始めたのに伴って会員数も増え続け、ピーク時の2017年度には235世帯から会費を徴収したという記録が残っています。
その後、会員数は減少に転じ、コロナ禍の2020年から昨年度までの直近5年間では、計90世帯ほどが退会するという危機的な状況に陥っております。
現在、町内の戸数は全部で500余りですが、5月10日時点での会員数は126となり、加入率は約25%にまで落ち込んでしまった状況です。
現在は多様化の時代ですので、昔ながらの町会組織に対する意識も様変わりしつつあることは事実です。近隣の地域でも町会離れが進んでいるという話はよく耳にします。
退会の理由は様々だと思いますが、やはりB・Cブロックを中心とした地域の高齢化の問題も避けて通れないように感じております。
先日のブロック連絡会では、こうした町会の現状を踏まえて役員の皆さんからおひとりずつお話を伺いましたが、町会に加入し続ける理由のひとつとして、子どもの存在が大きいという話が多く出ました。
子どもが成長して中学を卒業する頃になると地域との結びつきも緩くなり、町会に入り続けるメリットを感じなくなって退会するという流れが起こるようです。
また、小さなお子さんのいる現役世代は共稼ぎの方も多く、役員の負担が重荷になって退会する場合もあるという話も出ました。
その一方で、高齢者となり、役員をはじめとした町会活動に参加できなくなってしまったからというのも、退会の大きな理由になりつつあるようです。
いずれにしても、町会が発足して20年。ブロックごとに入居の時期が違うこともあり、問題はかなり複雑化してきているように感じられます。
設立当初、運営時の役員負担の問題からイベントは一切やらないことにして、その代わり年会費を500円にするという形でスタートしたようですが、会員の要望を受けて4年目の2010年度には、ホタルの観察会を皮切りに、夏休みラジオ体操、芋掘り会、年末の子ども防犯・防火パトロールと、立て続けにイベントを立ち上げました。
ただ、いま思えば、確かに子どもを主なターゲットとしたものがほとんどでした。
これからは、大人も参加したいと思えるものが必要だと痛感しています。
また、有事に備えることはもちろん大切ですが、普段の町会の活動が会員から見えにくいという声をよく耳にします。それでは町会に入っても入らなくても変わらないのでは、と感じられている方も多いようで、それも町会離れの一因かと思われます。
”お互いの顔が見えない”町会のままで良いのか、岐路に立たされていると感じます。
七国五丁目は山林や畑を整備して”新しく作られた”町であり、元々の住民がほとんどいないエリアになります。古くからの伝統行事もなく、得てして人と人との結びつきが希薄になりがちな地域と言えます。
だからこそ、町会がそのきっかけを”新しく作る”役割を担えればと思っております。
私自身、役員の経験を通して普段はお目に掛からない方々とお話をする機会を持つことができ、それだけでもありがたいことだと感じています。
子どもはやがて成長し、いずれはこの町から巣立っていくこともあるでしょう。
また、既にそうなっているご家庭があるかもしれません。
そんな時、子どもたちがこの町で生まれ育って良かったと懐かしく想い出してくれたなら、どんなに嬉しいことでしょうか。
一方で、残された我々親世代はこれからもこの町に住み続け、あと10年20年もすれば、町は大きく様変わりしているかもしれません。
今いる子どもたちはもちろんのこととして、これからは我々親世代もこの町を第二の故郷(ふるさと)と呼べるよう、町会を次のステージへと”発展”させなければと考えております。
とは言え、あまり気負わず、無理をせず、出来る範囲で楽しみながら"ゆ~るく"頑張ることも大切だと、ある方から教わりました。
町会を担う次の世代にバトンを渡せるよう、今年度も"楽しみたい"と思っております。
2026年度 七国五丁目町会 会長 坂口雅俊
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。